昨年の9月から「解散」をちらつかせては決断できなかった麻生がようやっと解散に踏み切りました。とは言ってもまだ解散しておらず前代未聞の予告解散です。
今までは解散あるかないかの微妙な時に急にテレビにスーパーが入り程なく衆議院本会議場での万歳三唱を映した臨時ニュースが始まるのが普通であっただけにちょっと拍子抜けの気分です。
記者クラブのぶら下がり会見において解散を発表なんて気の毒やら情けないやらこの私でも同情を誘われるくらいに自民党総理総裁も落ちぶれたものです。
予告解散ですから来る21日に解散して8月30日の選挙だそうで麻生は無駄な時間と血税を最後の最後まで浪費する総理大臣さんでしたね。
修学旅行のイタリアから戻り自信満々に14日解散を目論んでいた麻生ですが自民党重鎮から待ったが掛かりその上で総理執務室に無理やり突入した公明党太田代表に「連立解消もありえる」と凄まれてサッサと持論を引っ込めて8月8日の選挙が30日になったそうです。
公明党が「比例代表は自民党に」と有権者に囁いてきた選挙運動が断たれると公明党に頼ってきた自民党はもう目も当てられませんから。
暑い真夏に選挙運動をしながらも壊滅的敗北が見えている自民党候補者の皆様をついつい哀れんでしまいますが、14日に野党が出した内閣不信任案に対しても不信任を突きつけ離党する自民党内の若武者はとうとう現れませんでした。
やはり政権の傘の下で単なる数合わせとして生まれてきた自民党議員に政治家としての理念も人間としての矜持も垣間見ることができません。
彼らは次期総選挙においていかに当選して税金で飯を食らうことしか眼中に無いのでしょう。
党を出たところで資金も絶たれるし刺客を出されればそれで万事窮す、自分の目指す政策や政治理念なんてこれっぽっちもないのですから掲げる旗もなく当然といえば当然ですね。
泥舟が今にも沈みそうな自民党内では反麻生派を中心に「都議選の総括をせよ」と両議員集会を目論んでいます。
これは自分が麻生自民党ではないとのアリバイ作りに他なりません。「麻生さんとは違うんです」と選挙運動で連呼するためでしょう。
自分に火の粉が降りかかる問題にだけ「総括」なんて鼻で笑っちゃいますよ。
政権与党として総括は国民と国家のためにすべきです。総括なんてこれまでに自民党がやったことがあるでしょうか?
消えた年金や後期高齢者医療制度、ゆとり教育や派遣による格差の拡大、障害者自立支援制度や医療介護の崩壊、郵政民営化や道路公団民営化、自衛隊イラク派遣や在沖海兵隊の移転費用... 思いつくだけで総括するべきことはこんなにあるんですよ。
そんな総括は自民党にやってもらうつもりはありません。
来る8月30日に行われる総選挙において第一党になった民主党にお願いしたいと私は思っています。
自民党は今までの国民無視政策を総括して反省し、できれば自民党を解散してしばらく頭を冷やし勉強し直してから出直してください。
自endをはじめとする反自民のみなさん、8月30日は夜通し祝杯をあげましょうね!
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